子どもが小学生に上がることで、 起床時間や準備など、生活のリズムが変わる・変わった家庭も多いと思います。どういうことが変わるのか、園児の子を持つ親御さん向けに今後の参考にまとめてみました。
比較的少人数の保育園や幼稚園とは違い、小学校はたくさんの子どもが集まる場です。大人数の集団生活の場では、自分のことは自分でやることが重要になります。先生が気づいてくれるのを待つのではなく自分から伝える、自分の持ち物は自分で管理する、周りの子とうまく協調するといったことが必要になります。親と学校とのコミュニケーションは最低限で、保育園や幼稚園ほど密ではありませんから、子どもが自分で判断して行動しなければなりません。
◎準備しておきたいこと:身の回りのことは自分でできるようにしておきましょう
小学生になると… 「スケジュール」が大事になる
保育園や幼稚園では先生の指示通りに動けばよかったのが、小学生になると時間割を自分で意識して行動しなければならなくなります。特に、朝出かける時間が早くなるので、親子とも朝時間が忙しくなります。慣れないうちは支度に時間がかかるので、余裕を持って支度ができるよう、早起きを習慣づけておくと、入学後がスムーズです。
◎準備しておきたいこと:早起きの習慣をつけ、大きな時計を置いて時間を意識させましょう
小学生になると…「放課後」ができる
学校が終わると、放課後になります。一年生は早く帰ることが多いので、放課後の時間も長くなります。仲良しのお友達と遊ぶ子もいれば、習い事を始める子もいます。小学生になると、どの習い事も本格的なカリキュラムになるので、習い事をスタートするにはよいタイミングといえます。水泳の時間に合わせてスイミングを始める子、計算力をつけるためにソロバンを始める子、中には塾に通い始める子もいます。一年生のうちは体験教室などに積極的に参加して、好きなことを見つけてみてはいかがでしょうか。
◎準備しておきたいこと:どんな習い事をしてみたいか、親子で話し合っておきましょう
小学生になると…「宿題」が出る
幼児のときにはほとんどなかった宿題が、小学校では毎日出るようになります。一年生のうちは少ないですが、それでも毎日何かしらの課題は出ます。机に向かう時間は、学年×10分を目安にするとよいといわれていますので、一年生なら10分は机に座るようにするとよいでしょう。本を読むだけでもいいので、机に座る習慣を身につけていくことが大事です。
◎準備しておきたいこと:毎日5分でもいいので、机に向かう習慣をつけましょう
小学生になると…「収納」が必要になる
制服のある幼稚園の場合は着るものに困りませんでしたが、公立の小学校は私服での登校になります。数を多めに揃えるとなると、収納が問題になります。また、教科書やノート類は、たった一年間でもかなりの冊数になるので、前もって本棚を空けておくと安心です。その他、絵の具やリコーダー、鍵盤ハーモニカなど、小学生が使う道具がどんどん増えていきますから、どこにしまうか考えておかないと、部屋が片付かなくなります。
◎準備しておきたいこと:収納スペースをしっかり確保しておきましょう
まとめ
小学生になると、時間管理が必要になり、宿題などやるべきことが増えます。生活スタイルが変わることを予め理解して、準備しておくと安心です。初めての学校生活に親の心配は尽きませんが、子どもは意外とすんなり順応するものです。楽しい小学校生活を送ってほしいものですね。