一緒にいることでわかること

いしど式のそろばん教室は、保護者同伴授業が可能なことが特徴です。
小さなお子さんの場合、親が傍らで見てくれていると安心して取り組めます。
付き添っていただく保護者の方は、お子さんの学習内容を理解したり、
進度と共に得意不得意などを知って応援いただけるなどのメリットがあります。

「命令」ではなく「〇〇」

保護者同伴の場合、生徒さんの弟妹も一緒に教室にいる場合があります。
ある時、お兄ちゃんが練習に使っている文鎮を弟くんが握りしめています。
お兄ちゃんは「返してよ~」と大騒ぎ。
お母さんも「お兄ちゃんが練習できないでしょ」と怒っています。
弟君は頑なに文鎮を握りしめたままです。

そこで、私は弟くんに近づき、
「この文鎮かわいいでしょ。このクマさんはしろっくまくん(いしど式のキャラクター)っていうんだよ。可愛いから、よく見たかったんだよね。見ててもいいよ。お兄ちゃんには別の文鎮を貸してあげるから。見たら、後で返そうと思ってるんだよね」
と言いました。
そして、お兄ちゃんに別の文鎮を貸してあげようとしていると、
弟君は握りしめて離さなかった文鎮をお兄ちゃんの机にさっと戻しました。
それを見ていたお母さんもびっくりしていました。

なぜ、怒っても離さなかった文鎮をいとも簡単に返したのか?
理由は「命令」ではなく「共感」をしたからです。

相手の立場になって考える

大人だって、「~しなさい」「止めなさい」命令されると反発したくなりますよね。
強く言われれば、言われるほど反発したくなるし、
怒られるとごめんなさいというタイミングを逃すこともあります。
けれど、「見たかったんだよね」=「悪気はないものね」
という気持ちを代弁してあげたことで、弟くんの頑なな気持ちが和らいでの行動です。

「なんで、いうこと聞いてくれないの?」と思ったときは、
「子どもは今、どんな気持ちなんだろう」と、
立場が逆になったつもりで考えてみてはいかがでしょうか?

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