判断→処理の繰り返しで頭の回転がスピーディーに

そもそもそろばんは、限られた時間のなかで瞬時に答えを出す作業を
繰り返し行うため、判断や処理スピードアップの訓練としても有効です。

さらに、大まかに数をとらえる「概算・概数」の能力を高めることで
その能力は高まります。


ここで気になるのが、学校の算数では習わない「概数・概算」。
どんなものか、簡単に説明します。

学校の算数とは違う“およそ”の概念

学校で習うかけ算は、1の位から計算していきますよね。
例えば1個128円のお菓子を3個買うといくら?と考えるとき
128×3という計算式で、まず1の位の3×8=24という答えを出します。

すると、1の位は4だとわかりますが、
それだけでは答え全体の数はわかりません。

一方、そろばんでは同じ128×3を100の位から先に計算します。
3×100=30なので「答えは300より上だな」と、
およその数が瞬間的にわかります。

これが、概数(=およその数)計算。
これを行うことでおよその概念が身につくので、数字をただの羅列では
なく量として捉えることができ、間違いがあった時にも
気づきやすいというメリットがあります。

イメージできれば、数字は難しくない

じつはテストの文章問題も、スラスラ解ける子と苦手意識がある子の
差は、この概数が関連しています。

例えば、「10人で遊んでいたところにお友達が3人、一緒に遊ぼうと
やってきました。でも、そのうち5人が帰りました。
さていま遊んでいるのは何人でしょう?」という問題が出された時、
詳しい計算式に入る前にまず、「答えは100人になるはずがない。

かといって、抜けたのは5人だけだから、最初の10人より減るはずはない」
…と、イメージできることが大切。

このように、数字を量としてイメージし、およその数を瞬時につかむのに
役立つのが、そろばんで用いる概数・概算であり、その能力を高めて
いくことでさまざまな情報を瞬時に見極め、判断する力へとつながっていくのです。

まとめ

デジタルの時計よりも、アナログの針の時計の方が瞬間的に時間を
把握できるのと同じように、数も単なる数字の羅列ではなく
「量」として捉えることで、直感的かつ瞬間的な
判断が可能になります。

情報が溢れる現代社会において、物事を大局的とらえ、瞬時に取捨選択する判断力は必ず武器となるなるでしょう。

そろばんだからこそ鍛えられる能力です。

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