いしど式の先生

2022/09/13

いしど式の先生が世界大会に!そろばん技術を磨き続ける先生たちの挑戦

 

いしど式のそろばんの先生は、教室でそろばんを教えるだけではありません。先生自身もそろばん技術を磨き続けています。「そろばんを通して、社会に貢献する、世界に貢献できる人財を育成する」それが、私達の会社「イシド」です。業界でいち早くeラーニング事業に乗り出し、海外へ視野を広げています。

 

この記事では世界で活躍するいしどの先生をご紹介いたします。

 

常に上を目指す、いしど式の先生

 

いしど式でそろばんを教える先生は、自分の知識や技術を教えて生徒の技術向上を図るだけではありません。先生自身も大会などを通して常にそろばんの技術の向上を心がけています。

 

世界で活躍するいしど式の先生を紹介します!

◇小笠原 尚良(おがさわら なおふみ)

 

現在は、いしどグループの一員として独立をし、

『小笠原珠算学園 藤ヶ丘教室』『小笠原珠算学園 船堀教室』『小笠原珠算学園 瑞江教室』『小笠原珠算学園 葛西教室』で

指導にあたっています。

 

世界チャンピオンになったことで、世界中のメディアから取材を受けました。

 

【保有資格】

・珠算10段/暗算10段

 

【指導実績】

・全国珠算連盟検定試験十段合格者輩出

・全国大会成績上位者多数輩出

 

【経歴】

・6歳から兄の影響でそろばんを始める

・中学生では、運動部に入りたいと、そろばんをやめる。

・高校の先生からの熱烈なオファーもあり、珠算部に入部。

・高校3年生の時に『全国高校珠算競技大会 個人総合の部』優勝

・そろばん日本一獲得(計4回)

・2012年「第5回暗算ワールドカップ」総合優勝

・2012年「MEMORIAD 2012オリンピック」暗算2種目優勝

 

【メディア出演・掲載】

・BBCテレビ(イギリス公共放送) 動画:https://youtu.be/cfrYHj317vc

読売新聞第2面「顔」

真相報道バンキシャ(日テレ)出演

 

 

◇石川 智恵(いしかわ ちえ)

「そろばんの先生」として入社1年目で“海外に日本のそろばんを広めるプロジェクト”に携わり、

グァテマラとポーランドの2ヶ国で、そろばんの普及活動を行いました。

 

 

 

 

 

【保有資格】

財団法人 全国珠算連盟 珠算教師資格 中級

珠算10段/暗算10段

 

【経歴】

・5歳~18歳までそろばん教室に通う

・大学、大学院では研究者になることを夢見て、研究の日々を送る

・2013年『株式会社イシド』に入社

・2014年2月 南米グアテマラのそろばん教室視察

・2014年10月 「第6回暗算ワールドカップ」出場 世界第2位

 

 

◇大野 哲弥

 

現在は石戸珠算学園 緑が丘教室の珠算教師。

 

 

【経歴】

・1995年生まれ、千葉県出身

・千葉市立有吉小学校、千葉市立有吉中学校、県立千葉高等学校、千葉大学を経て株式会社イシドに勤務

・石戸珠算学園には、自身も生徒として6歳から在籍

・2022年7月「Mental Calculation World Cup2022」

Overall Winners(総合順位) 世界2位

Most Versatile Calculator(特別課題における高位得点者) 世界1位

Addition(個人競技暗算部門) 世界1位

 

【過去の主な大会成績】

全国珠算競技大会そろばんクリスマスカップ 2021 英語読上算競技 高校・一般の部 日本一

全国珠算競技大会そろばんクリスマスカップ 2019 読上算競技 高校・一般の部 日本一

第22回英語読み上げ算競技全国大会 大学生の部 1等

 

 

◇比嘉 直人

 

現在は石戸珠算学園 白井中央教室 珠算教師。

 

 

 

【経歴】

・1997年生まれ、沖縄県出身。

・北中城村立島袋小学校、北中城村立北中城中学校、県立普天間高等学校、琉球大学。

・大学卒業後、千葉へ上京し現在は、石戸珠算学園の先生を務めている。

・珠算歴は5歳から始め約20年。

・2022年7月「Mental Calculation World Cup2022」

Most Versatile Calculator(特別課題における高位得点者) 世界2位

Addition(個人競技暗算部門) 世界2位

 

【過去の主な大会成績】

全日本通信珠算選手権大会沖縄県大会   個人総合競技 高校・一般の部 優勝

令和元年度 第38回全九州珠算選手権大会 読上算競技 高校・一般の部 第2位

 

世界大会とは?どんな大会?

 

「Mental Calculation World Cup」とは、2年に一度行われる暗算のワールドカップ(世界大会)です。世界中から集まった暗算の達人たちが「暗算で計算方法は自由」とフリースタイルで暗算の技術を競い、世界一を目指します。

 

2022年7月16日、ドイツのパダーボルン市で開催された「Mental Calculation World Cup2022」にはヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各大陸17ヶ国から予選で勝ち抜いた35名が参加。10ラウンドの種目が行われました。

 

以下の協議課題を制限時間内に正確に回答するだけでなく、回答方法を即興で生み出すための高度な思考力と瞬発力が求められます。

・4つの通常競技(カレンダー計算、足し算、掛け算、平方根)

・ 2022年5月に発表された特別課題

・競技中に発表された5つのサプライズ

<足し算およびサプライズ問題5種の出題例>

 

この大会に、大野 哲弥先生と比嘉 直人先生のふたりのいしど式そろばんの先生が出場。

「Most Versatile Calculator(最も多才な暗算者に贈られる賞、特別課題における高位得点者)」および「Addition(個人競技暗算部門)」で1位、2位のワンツーフィニッシュを決めました。

 

そろばん大会は他にも

 

世界大会である「Mental Calculation World Cup」の他にもそろばん大会は数多く盛んに開催されています。おもなそろばん大会を規模とともにまとめました。

 

大会の名称 難易度 参加者数
全日本珠算選手権大会 難しい とても多い
全大阪オープン珠算選手権大会 難しい 多い
全国あんざん/そろばんコンクール 易しい 多い
全国珠算競技大会クリスマスカップ 難しい 多い
珠算名人位決定戦 とても難しい 少ない
全日本通信珠算競技大会 普通 とても多い
暗算ワールドカップ とても難しい とても少ない
世界算数 普通 とても多い
そろばんグランプリジャパン 普通 普通
一般財団法人全国珠算連盟主催全国そろばんコンクール決勝大会 難しい 普通

 

大会に出るために努力していること

実際出場した先生方に、大会に出るためにしている準備や努力していることを聞きました。

 

◇大野先生

事前準備として、出題内容の分析から始めます。問題パターンや出題傾向を踏まえたうえで効率的な解き方、練習方法を検討します。その上で最適な練習問題を考案したら、あとはひたすら練習します。

世界大会に向けて、仕事の日は毎日1時間、休みの日は3時間程度、練習しました。

基本的な練習スタイルを決めたら、点数や計測時間を継続的に記録し、伸び悩みを感じたら解き方や練習方法を定期的に見直します。また、種目毎に点数の差がある場合、苦手な種目の練習量を増やすように心掛けています。

 

◇比嘉先生

自身の技術を磨くことは普段の指導の際でも、採点の高速化、生徒の間違いの速い発見に繋がるので継続的に段位検定を受験し腕が鈍らないようにしています。

世界大会に出るにあたっては、出題される問題の把握から始め、練習開始直後は質にこだわり、多く練習するというよりは、自分のどの課題をクリアするためにその練習をしているのかを考えながら練習しました。

大会直前は、質を量に変更し数をこなすことを意識して練習しました。

ここは大会に出場する学園の生徒にもよく言っていることなので、まずは自分で有言実行できるように努力しました。

 

技術の追求を続けるいしど式の先生だからこそ、教えるそろばんの質にもこだわれます

 

いしど式の先生は、自分の今現在のそろばんの実力にあぐらをかくことはありません。生徒たちの常によいそろばんの技術や情報を授けるために努力を続けています。そんないしど式の先生から、新鮮かつ質の良いそろばん技術を学びませんか。

 

わたしもいつか世界チャンピオンに!

世界大会に出場し、輝かしい成績を収めた先生がた。振り返ってみて、いかがでしたか?

 

◇大野先生

世界大会で唯一、後悔していることがあります。あれは、世界一を獲ったサプライズ種目の表彰の後でした。

うっかり手を滑らせて、盾を壊してしまったんですね。凍り付く会場。呆然とする主催者。

ヤバい…!何か気の利いた一言を…と思った結果、口に出た言葉は

「OH!NO~!」でした。(注:私は”大野”です)

 

渾身のジャパニーズジョークのつもりでしたが、会場は9割の沈黙と1割の失笑。

あの瞬間は忘れられません。唯一、後悔していることです。

 

冗談はさておき、

世界大会に向けて、授業後に練習をしていたら、日付が変わっていました。日曜日、スマートフォンの電源をオフにして、朝から晩まで部屋に籠りました。

思うように点が取れず、イライラして「なんなんこのひどい点数?うおおおおお!」と叫んだ時もありました。

でも、そういう経験って振り返ると絶対に楽しいんですよね。

ぜひみなさんも、ゲームやSNSから離れて、自分の限界を突破するため、狂気の海に飛び込んでみてほしいです。泳ぎ切った先には、見たことのない景色が待っていますから。

 

◇比嘉先生

初出場ということで緊張もあり、慎重に挑もうとしていましたが、前日の出場者の顔合わせの際に、少し練習していたらレバノン出身の選手に声をかけられて流れでAddition(足し算)で勝負することになりました。

優勝を狙っていた種目だったので余裕をもって挑んだらなんとほぼ互角の成績でした。

これはまずい…当日はどんどん攻めないと勝てないと感じました。

 

そのおかげもあり本番2日間は終始攻めの姿勢を貫くことができてサプライズ競技では2位を獲得できました。

あのレバノンの選手にはとても感謝しています。

 

目標としていた優勝は獲得できませんでしたが、初日に躓いた点を2日目に修正することが出来たり、普段先生として生徒に伝えていることが自分自身で実行できたことは非常に良い経験になりました。

これを読んでいるいしど式の生徒の皆さん、普段の練習から今自分に必要なことを考えながら練習してみましょう。続けていくうちに練習の楽しさを見つけるヒントがきっと見つかりますよ。

 

世界で活躍するいしど式の先生に学べば、いつか自分自身も世界で活躍できるような計算の実力がつくかもしれません。

いしど式の先生のもと技術の向上や努力の仕方、上達のコツなどを学び取り、よりレベルの高いそろばん技術の習得を目指しましょう!

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