教育・子育て

2022/09/05

【大人にも使える!?】子供に時間を守らせるアイデア集

学校や塾、お稽古ごとなど時間通りに動かなくてはならないことはたくさんあります。でも、子どもがなかなか時間を守れない・・・そんな悩みを抱えているお母さんは少なくないでしょう。どうすれば子供に時間を守らせることができるのか、いろいろなアイデアを集めてみました。

◎子どもには時間の感覚が薄い
自由にのびのびと過ごせた子ども時代。しかし、学校や習い事が始まるとそうもいっていられません。時間割通りに行動することは、大人になるための大事な勉強でもあります。とはいえ、子どもには時間の感覚があまりないのも事実です。学校では何となくみなに合わせて行動しているだけで、自分で時間を管理するという感覚はあまりないでしょう。

◎時計を持たせる
時間感覚を身につけさせるには、時計を持たせるのが一番です。ポイントは、文字盤が大きく数字が見やすいアナログ時計にすることです。一時間、30分、15分などの感覚を目で見て把握しておくことは、学校生活でも役に立ちます。

子どもに時間を守らせる方法その2 : 子どもの意見を取り入れる

◎親が一方的に決めたことは守れない
大人でもそうですが、一方的に決められたルールを守れと言われても納得できないものです。かといって、子どもにルールを決めさせることもできません。ポイントは「子どもと一緒に決める」ということです。

◎子どもを主役にする
子どもの意見も尊重し、やりたいこともやらせてあげて譲歩しながら時間を守らせましょう。こうしたことも見越して、お母さんは時間の余裕を持っておくことが必要です。
・○○分遊んだら、○○しようね
・○○してもいいから、その後○○してね

子どもに時間を守らせる方法その3 : 言い方をひと工夫する

◎怒るのは逆効果
「早く○○に行きなさい!」と叱っても、そのときはサッと動くかもしれませんが、長続きしません。何度も同じことを繰り返さなければならないのは、お母さんにとっても大きなストレスになります。

◎「I (私)メッセージ」で伝える
子どものためを思って親は注意するわけですが、子どもが気にしていないことを注意してもあまり効き目はありません。それよりも、親として心配している気持ちを素直に伝えましょう。
・時間ギリギリに慌てていくと、事故に遭うかもしれないから心配なの
・遅れたら電話が来るから、何かあったかもしれないって心配するわ

子どもは親の気持ちには敏感です。「心配させたらお母さんがかわいそう」と思ってくれます。

◎やってほしいこと=相手がやりたいことをマッチングする
こちらがやって欲しいことをそのまま伝えても、子どもにはそうする気持ちがないのですから心に響きません。でも、子どもが自分でもやりたいことと上手く組み合わせれば行動してくれます。

たとえば、
お母さん:5分前になったら出かけて欲しい
子ども:買ったばかりの靴を履いて出かけたい
こうした場合は、「5分前になったら、あの靴を履いて出かけようよ」と声をかけます。

子どもに時間を守らせる方法その4 : 想像力を使わせる

◎時間を守ったらどうなるのか、想像させる
お母さんが何気なく言ってしまうのが「もう学校の時間だから行きなさい。間に合わないよ。」でも、これでは急かされるだけで学校に行こうという気にはなれません。そこで、学校に行けば、どんな楽しいことが待っているのかイメージさせるような声がけを行います。

・もうお友達が教室で待ってるよ
・昨日のテレビの話が出ているかもしれないね
・今日遊びにいく約束をしようと思ってるんじゃないかな

◎時間を守らなかったらどうなるのか、想像させる
逆に、時間を守らなかったらどうなるのかイメージさせるのもよい方法です。
・一人だけ遅刻して教室に入れば、みなの視線を浴びてしまう・友達から「どうしたの?」と質問攻めに合う
・提出物が時間通りに出せなくて先生に怒られる

時間通りに行かないと恥ずかしいな、あとで友達にいろいろ言われるな、怒られたくないなと思えば、自然と時間を守るようになります。子どもはまだ幼いので、目先のことしか考えていません。大人のように自分の行動がどんな結果を引き起こすかを考えて行動することはできないのです。ですから、少し先の見通しを教えてあげて、自分がいま何をすべきか考えさせてあげるとよいでしょう。

まとめ

ただし、子ども時代には、時間を忘れて何かに没頭することも大事な経験です。たまには時間を守れないことがあっても大目に見てあげてくださいね。

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