右脳を鍛えられるツールとして注目度が急上昇!

まず1つめは、1990年代以降、磁気共鳴画像(MRI)など脳の分析技術が
発達したことにより起こった脳科学ブームの影響です。

人間の脳には右脳と左脳があり、読み書き、演算、論理的な思考を司るのが左脳。
立体感覚や創造性、芸術感覚などを司るのが右脳です。

左脳は、言葉を話したり学校の勉強で使うことで発達していくのに対し、
右脳の開発にはスポーツや芸術が有効と言われていました。

そんななかで、珠算式暗算が右脳開発に有効だということが、
さまざまな実証データによりわかってきました。
その結果、より気軽に取り組める「脳トレ」の一つとして再び
注目されることになったのです。

脱・ゆとり教育の反動がそろばんブームを後押し

2つめは、詰め込み教育はよくないという考えのもと、
1980年度以降2010年代初期まで実施された、いわゆる「ゆとり教育」。

授業時間を減らした結果、子どもたちの学力低下を招いてしまった
ことが問題視され、学習指導要領が再度見直されることに。

これを機に保護者たちのなかで、子どもの教育は学校に任せきりでは
ダメだという意識が生まれます。
では何がいいか? と考えたタイミングがまさに脳科学ブームと重なり、
脳開発のために幼児期からそろばんを習わせるのがいいという風潮が高まっていきました。

イメトレ重視の風潮とともに世界でも注目

右脳活性ツールとしてのそろばんは、国内だけに留まらず海外でも
注目され、ブームが拡大していきました。じつは海外では、勉強に限らず
スポーツの世界でも、知識の詰め込みや厳しい練習を繰り返すだけの
スパルタ方式では十分な能力を発揮できないと早くから気づき、
イメージトレーニングが重要だと考えられていたのです。

そこで、勉強では唯一のイメージトレーニング法であるそろばんが、
数学大国であるハンガリーをはじめ、各国で広がっていきました。

セカンドライフのパートナーとしても

そしてもう一つ、近年とくに注目度が高まっているのがシニア世代への
効果です。右脳を使うイメージトレーニングが認知症の予防・改善に
つながる直接的な効果はもちろんのこと、リハビリのような取り入れ方とは
違う活用の仕方でもメリットがありました。

近年の高齢化社会では、定年後の第二の人生をいかに充実させられるかが
重要な課題です。その点、そろばん講師の資格をとっておけば、
地域の人たちとコミュニケーションをとりながら、
ご自身の体力が続く限り先生として活躍することができます。

つまり、誰かに薦められてやるのではなく、自らの意志で楽しみながら
脳を活性化させ、しかも誰かの役にも立てる。こんなそろばんの
活用法が少しずつ知られるようになり、定年後の準備として、
現役世代から勉強を始める人も増えています。

まとめ

こうして改めて考えてみると、子どもから大人、高齢者まであらゆる世代
で気軽に取り組めて、素晴らしい効果をもたらすそろばん。
未来につながる可能性はまだまだ広がっていきそうです。

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