教育・子育て

2022/09/08

今さら聞けない主婦が知っておきたい「お歳暮」の時期やマナーについて

日本の風習「お歳暮」。結婚してからきっと贈る機会が増えるに違いありません。知っているようで知らないことも多い「お歳暮」の基本マナーや時期についてお教えします。

◎今年一年の感謝の気持ちを伝える
お歳暮は一年の感謝をお世話になった方に伝えるものです。「今年一年、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。」との気持ちを届ける習わしです。

◎贈る相手は「今年お世話になった方」
お歳暮は、今年一年お世話になった人へ贈ります。仕事で面倒を見てもらった上司やプライベートでご面倒をおかけした人などに品物を届けます。その年限りの贈り物であるのが一般的ですが、結婚式で仲人をしてくれた人には、3年間はお歳暮が必要だといわれています。

お歳暮を贈る時期は?何を贈ればいい?

◎贈る時期
お歳暮は年末に贈りますが、企業に贈る場合は年末の繁忙期は避けるのがマナー。12月初頭から20日頃までに届くようにします。万一この時期に届けられなかった場合は、年末に贈らず、年が明けてから贈るようにします。お正月も松の内を過ぎた頃に、「お歳暮」ではなく「寒中御見舞」という名目で贈ります。

◎喪中の人へのお歳暮
喪中の人にお歳暮を贈るのは特にマナー違反ではありません。ただし、四十九日がまだであれば、四十九日を過ぎてから贈るようにします。

◎贈る品物
一般に、目上の人に現金やそれに類するもの(商品券やギフト券など)を贈るのは失礼にあたるとされていますが、お歳暮は問題ありません。ひと言ご挨拶を添えて、失礼のないように贈れば大丈夫です。

生ものを贈っても問題ありませんが、受取手が不在ではお互いに困るので、先方に伝えておくことが大事です。

◎品物の金額
年代や会社での立場、上下関係やお世話になった関係によって異なりますが、3,000円~5,000円程度が相場です。

◎のしのかけ方
お歳暮には、紅白で蝶結びをした「花結び祝い」のしに「お歳暮」と書いたものを使います。お歳暮を先方宅へ直接持参するときは、商品の包装紙の上にのしをかける「外のし」、宅配便で送る場合はのしをかけてから包装紙で放送する「内のし」にします。これは、のしが配送途中で汚れないようにするためです。

お歳暮を贈る際のマナーとは?

◎相手が困らないもの、喜ぶものを贈る
相手の方によってはたくさんのお歳暮をもらう方もいます。被っても困らない品物や、相手の好みに合わせたものをできるだけ選んで贈りたいものです。贈る相手の家族構成や趣味をリサーチすることも大事です。
毎年人気があるお歳暮には次のようなものがあります。たくさんもらっても困らないもの、日持ちするもの、好きなものが買える金券などが毎年人気です。

  • 商品券やギフト券、ギフトカタログ
  • ハム類
  • ビール(券)
  • 食用オイル類
  • 洗剤
  • コーヒー類

 

◎品物だけ送らず、送り状で知らせる
本来お歳暮は直接持参するものですが、最近では宅配で贈ることも一般的です。ただし、品物だけをいきなり送るのはマナー違反です。送り状を品物に添えるか、お歳暮が届くことを知らせるハガキを品物が到着するよりも前に送るとスマートです。送った品物と到着予定日、そしてひと言感謝の気持ちを記しましょう。

◎お返しは不要、ただし頂いたらお礼状を
お歳暮にはお返しは必要ありません。目上の人や日頃からよくしてもらっている人からお歳暮が届いた場合は、同じくらいの金額の品物をお返しします。品物が届いたら、送り主へ忘れずに連絡しましょう。電話するか、もしくは数日以内にハガキでお礼状を書いて送ります。

まとめ

お歳暮は一年の「ありがとう」を伝えるよい機会です。普段あまり会うことがない人でも、お歳暮を贈ったりもらったりすることで近況を聞くこともできます。もらう人の顔を思い浮かべながら、喜んでもらえるよい品物を選んで贈りたいものですね。

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