最近では、子どもだけでなく、大人になってからそろばんを習う人が増えています。中には、そろばんに関する書籍を読んで、そろばんにはじめて関心を持った人も。そこで、そろばんにまつわる、学習・練習のドリルとはまた違った、読み物としてのそろばん書籍をご紹介します。

日本珠算連盟『そろばんでたどる和算の旅―楽しくはじいて、脳をきたえる 』双葉社

◎和算の世界をかいま見る
弥次喜多道中で和算の仕組みが学べる、とても楽しい本です。パズルを解きながら、加減乗除のそろばんの基礎がわかるようになっています。そろばん付きという豪華仕様で、ムック本なので挿絵もきれい。大人向けの絵本のような体裁で、楽しくそろばんが学べます。

トモエ算盤株式会社監修『トモエそろばんの大人のそろばん塾』日東書院本社

◎そろばんで前頭前野を鍛える
老舗のそろばんメーカーが監修した、そろばんによる脳を活性化・アンチエイジングを狙った大人向けのそろばんの本です。前頭前野は子どもの頃に発達しますが、大人になってからも使わないでいると衰えていきます。たとえ少しでも、まったくの初心者でも、そろばんを使って指を動かすことで前頭前野が活性化することが科学的に分かっているそうです。脳のアンチエイジングに関心がある方は、この本で始めてみてはいかが?

日本珠算連盟監修『そろばんの歴史』

◎サイトで歴史が学べる
国内大手のそろばん連盟である日本珠算連盟の公式サイトにあるコーナーです。古代メソポタミアの「土砂そろばん(Dust Abacus)」など、「なるほど!」と納得する豆知識をたくさん読むことができます。日本や中国の算数書も紹介されています。数学好き・そろばん好きの方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

http://www.shuzan.jp/gakushu/history/

大島 昌宏著『そろばん武士道』新潮社

◎そろばんで藩を再興させた武士の物語
時代小説を数多く手がけている作家の作品です。刀の代わりにそろばんを持ち、借金に困窮する藩の財政を切り盛りする武士の姿を描いています。時代こ武士の世ですが、現代の辣腕のビジネスパーソンを想起させるような内容で、お父さん世代におすすめです。もしかしたら、仕事のヒントになるアイデアが見つかるかもしれません。

遠藤 寛子著『算法少女』ちくま学芸文庫

◎実在した和算書を巡る物語
安永時代に実際に出版された和算書「算法少女」。唯一、女性の名で編纂されている希少な和算書です。この本を題材に、史実を交えつつ子どもが読んでも面白い歴史小説にしています。江戸時代に庶民にまで広がっていた和算の魅力を知ることができます。小学生のお子さんなら、ぜひ親子で一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

石戸謙一著『伸びる子は土台で決まる 「そろばん先生」が実践する やる気向上メソッド』

◎能力開発としての”そろばん”がわかる
2016年9月に出版された、いしど式・石戸謙一会長の最新刊。計算の手段としてのそろばんから、能力開発する手段としてのそろばんにいま注目が集まっています。その理由を分かりやすく説明している本です。本当に「できる子」、自分の力で世界を切り開いていく力のある子をどうやって育成していくのか、そろばん教室の現場を紹介しながら、いしど式・やる気アップのメソッドを知ることができます。

詳しくはこちら↓

まとめ

能力開発から、和算の歴史に至るまで、巷にはさまざまなそろばん関連の書籍が出ています。気になる本があれば、ぜひ一度手に取ってそろばんの世界をのぞいてみてください。知れば知るほど、そろばんの深い魅力に引き込まれていくに違いありません。

やまちゃん

教育ライターのやまちゃんです。
教育関連全般や自己啓発関連の記事を書いています。よろしくお願い致します。

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