海外でそろばんが人気の理由

そろばんが海外で人気がある理由がいくつかあります。
・そろばんが右脳の活性化にいいこと
・計算が素早くできる。見取り暗算では計算機より早い人なども多い
・物事の集中力が高まる
・どこでも場所を選ばず学習できる
などがあります。これらの効果が期待できるだけでなく、算数の基礎を楽しく学んで身に付けられるということも理由の一つです。

また、日本式のそろばんが世界から評価を得ているのには、その「形」にあります。
中国から「そろばん」が伝わってきた頃は、枠が大きく、珠が丸い形状をしていました。
江戸時代、日本でそろばんが盛んに使われるようになって広まっていくうちに、指に引っ掛かりやすいような珠になるなどして、時代の流れとともに『計算がしやすい形状』に変化を遂げてきました。このように日本のそろばんは高速で計算できるように工夫されており、このことが世界的な普及につながっていると言われています。

海外でどのくらい「そろばん」は普及しているの?

台湾・シンガポール・中国・アメリカ・イギリス・ドイツ・ポーランド・トルコ・南アフリカ…など、正式な数は分かっていませんが、30~40カ国に普及していると言われています。そして、日本のそろばん教室の団体も海外との交流があり、そろばんの普及活動が行われています。

ハンガリーでは一部の小学校でそろばんの授業が行われているようです。

ハンガリーの小学校でのそろばん授業 - YouTube

出典:YouTube

※参考動画:ハンガリーのそろばん授業

特にアジア圏の中国や台湾といった地域での交流は盛んで、学ばれている生徒の数も多いと考えられます。またアメリカなどでのそろばんも現地在住の日本人の方の教室が多くあります。

地球の裏側にある南アフリカでは昼下がりの公立の小学校の一室で、あらゆる人種の子ども達がパチパチとそろばんを弾いています。ヨハネスブルグ市内の35の幼稚園や小学校で展開ている「Abacus Maths」(abacusは英語でそろばんという意味)というそろばん塾の授業では、学校の正規のカリキュラムとしてではなく、バレエや水泳、サッカーなどと同様、数ある課外活動の一つとして、別料金でそろばんを教えているそうです。

そろばんを通じた国際交流

そろばんの各団体でも国際交流の一環として、ヨーロッパやアジア、アメリカなどでそろばんを学ばれている人たちとの競技会やスクールなどに参加をされています。
年に1回の世界珠算暗算競技会などは大手そろばん団体からなる連合会で学ばれている生徒の方が参加されるといったものやそれぞれの団体が独自で交流会を開かれたりされています。Soroban(そろばん)といった共通の学びの場で言葉を超えた交流もそろばんの魅力の1つでしょう。

そろばんが海外で人気の理由のまとめ

海外の多くの国や地域で日本式そろばんが普及されていることがお分かりいただけたかと思います。コンピューターが普及した時代でも、物事の取り組み方や集中力といったところで海外の学校の授業に取り入れられるといったこともあり、今後もそろばんを学ぶ人が増えていくのではないでしょうか。
アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアの諸国など様々な言葉の人達の生活の中にそろばんが普及しているようです。そして言葉の壁を越えて「soroban」といった1つの共通のツールとして、ただ計算の学習以外だけではなく、他の地域や国の人との交流の1つとしての役割もあるのかもしれません。

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