そろばん学習

2022/09/05

記憶力を高める右脳の働きとは?

最新の研究では、そろばんがさまざまな「脳力」を高めるのに有効であることがわかっています。勉強に限らず、あらゆる場面で必要な「記憶力」もそのひとつ。そこでここでは、そろばんが記憶力を高めるメカニズムと、そのメカニズムに着目したいしど式のカリキュラムについてご紹介します。

記憶力に優れているのは、圧倒的に右脳

ひらめきやイメージを司る右脳と、論理的思考を司る左脳。
人間は右脳と左脳を使い分けているといわれています。
なかでも右脳の記憶力は、左脳の数千倍以上といわれ、膨大な量の情報
を高速で処理することができ、
さらに一度インプットされた情報は消えずに残ります。

例えばテスト勉強の時、歴史の年号を苦労して丸暗記しても、
テストが終わったらほとんど忘れてしまった経験はありませんか?

それは、左脳を使って言語として覚えているから。
その一方で、歴史ドラマや漫画などで観た時代背景や登場人物は、
時間が経っても覚えていたりしますよね。
こちらは右脳を使い、イメージ情報として記憶されているからなのです。

幼児の驚異的な吸収力は活発な右脳のおかげ

そんな右脳が、とくに活発に働くのが3〜4歳の幼児期。
この時期の子どもが一年間に覚える言語数は約800~1000語になると
いわれています。
右脳が活発な幼児期の子どもたちは、目で見たものをまるで写真を
撮るように素早く正確に記憶していきます。

しかし大人になるにつれて右脳の働きは衰えていき、理論的な思考の
左脳が発達してくるため、子どもに比べて記憶の蓄積力が弱くなって
しまうのです。

珠算式暗算で効果的に脳トレ

右脳による記憶力が身に付けば、あらゆる分野で可能性が広がります。
そこで、右脳を鍛える方法として注目されているのが珠算式暗算
(そろばん)です。

珠の形をイメージして浮かべるトレーニングをしていくことで、
右脳の活性化を促します。

いしど式では、そろばんの級を取得することよりも、この暗算力を鍛える
ことに重きを置いています。素早く計算できるだけでなく、
イメージ力、記憶力などの「脳力」を引き出すカリキュラムを実践。

そしてこのカリキュラムは、右脳の働きが活発な幼児期など、
低年齢で始めるほど力を伸ばしやすく、確実に身に付きます。

長く残る記憶が頼もしいサポートに

同じ計算でも、左脳を使う算数式暗算と右脳を使う珠算式暗算では、
記憶の仕方に大きな違いがあります。

例えば、そろばんをやっている子供たちに、読み上げ算で答えを出した
後、計算とは関係ない話をします。
その後、「さっきの答えはいくつだっけ?」と聞いても、
きちんと答えられるのです。言語の記憶と違い、イメージの記憶は一度別の
ことを考えても消えることがありません。

現役で東大理系に合格した卒業生からは、
「いしど式そろばんでイメージを浮かべるトレーニングをやってきたか
ら、複雑な化学式もラクに解けた」という声も届いています。

まとめ

スマホやパソコンが普及し、生活が便利になった反面、
昔に比べて五感を活用して脳を刺激する機会が減ってしまっている
現代社会。バーチャルだけでは追いつかない脳の発達を促し、
確かな記憶力を身に付ける。むしろそろばんは、現代人にこそ必要な
トレーニングなのです。

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