教育・子育て

2022/09/08

子どもの自主性の育て方

未熟ながら無限大の可能性を秘めている子どもたち。その才能や能力を精一杯伸ばしてあげたいと思いますよね。そこで、今日は子どもの自主性を育む教育方法をご紹介したいと思います。

◎子どもの自主性とは
将来、我が子にはどんなふうに育ってほしいと思っていますか?周りの人に優しい子、人のことを考えてあげられる子、賢い子…いろいろな願いがあるでしょう。その中の一つに「自主性を持った子どもに育てたい」というのがあるのではないでしょうか。

自主性とは、主体性を持って何事にも自主的に取り組む意欲を持ち、目の前の課題を自ら解決して成長していくことをいいます。可愛い我が子も、いつかは独り立ちしていくもの。一人でも困難に立ち向かえる能力を身につけさせることは、親としての責任でもあります。

◎モンテッソーリ教育とは
世界には著名な教育の方法がいくつかありますが、中でも自主性を育てるという点で定評があるのがモンテッソーリ教育です。日本にも、この教育方法の実践を掲げている保育園や幼稚園などがあります。

モンテッソーリ教育の柱は、子どもの自主性を尊重すること。教育の目的は、子どもが本来持っている生きる力を引き出し「自立した子どもを育てる」ことにあります。教師はあくまで子どもを見守り手助けする人。学校は子どもが自由な活動を行なえる環境を整え、教師はその中で子どもの育ちをサポートすることに徹するのが特徴です。

モンテッソーリ教育の現場では、次のような観点から教具を選びます。
・子どもが自分で自由に選べる教具
・やってみたいなと思わせる、おもしろそうな教具

教師が見守る中、こうしたものを使って子どもが自主的に学びを行なっていくのがモンテッソーリ教育です。子どもの「やりたい!やってみたい!」を最優先にした教育であるといえます。

参考:日本モンテッソーリ教育綜合研究所
http://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/about.php

自主性を伸ばすメリッ ト

◎生き抜く力が身に付く
遊びも学びも自ら選び、自ら取り組むことで身に付くのは、まず一人でも生きていける力です。一人でやるべきことを考え、選択し、解決していく。子どもの頃からこの練習をさせることで、子どもに生き抜くパワーが育ちます。

◎社会性が身に付く
人は社会の中で生きてゆかねばなりませんから、他人とうまく折り合いをつけながら自分のやりたいことを実現していく力が必要です。この点、モンテッソーリ教育では、3歳差のある子どもが一つのクラスを構成する異年齢混合クラス制を取っています。いろいろな子どもが集まる場で自主性を発揮することで、社会性や協調性も磨かれていきます。

習い事で自主性を育てよう

◎習い事で育てる自主性
このように社会で生きていく力となる自主性は、学校だけでなく習い事でも大いに育ちます。自主性を育む習い事には、次のような特徴があります。

・無理なく自分のペースで進められる
・自分が立てた目標をステップ・バイ・ステップで達成していける
・いろいろな年齢の子どもが一緒に学んでいる
・やりたいという気持ちを素直に表せる
・教師は付かず離れずで見守っている

◎そろばん教室で身に付く自主性
いしど式のそろばん教室では、生徒は自分の好きなペースで通い、一人一人が自分の目標を立てて練習します。何歳だから何級という決まりはなく、あくまで自分が何級になりたいかで進度を決めることができます。ですから、教室にはいろいろな年齢の生徒が集まっており、お互いに刺激しあいながら仲良く練習を行っています。困ったことがあれば、いつでも教師に声をかけて聞くことができます。まさに自主性を育む環境があるといえるでしょう。

まとめ

子どもにはもともと豊かな自主性が備わっています。それをどう引き出し、社会性のあるものに育てていくかがポイントです。これは家庭の中ではなかなか難しいもの。習い事を有効活用してみてはいかがでしょうか。

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