そろばん学習

2022/09/08

全国大会「クリスマスカップ2021」日本一獲得者にインタビューしてみた!ver.1/『英語読上算日本一』大野哲弥

2021年12月25日(土)クリスマスカップ2021が行われ、
いしど式の教室に通う生徒からも上位入賞を多数獲得!
その中で日本一を獲得した3名の選手にインタビューをしました。

日本一獲得者インタビューver.1「大野哲弥」さん

いしど式の教室で先生としても活躍中の
「大野哲弥」さん。
クリスマスカップ2021では
高校・一般の部で「英語読上算日本一」を獲得しました!

ライバルたちのことはあまり気にせず、
「今持っている実力を最大限発揮しよう」と
自然体で今大会に臨んだという大野さん。
今回はその努力の裏側とそろばんの魅力に迫ります。

クリスマスカップに向けてどのような練習をしましたか?

YouTubeにアップされていたデータの問題パターンを研究し
「何桁が何回出てくるのか」を分析しました。
それにより次に読まれる桁数をある程度予想できるようになり、
正解率が上がりました。

この技術のことを個人的には
「未来予知」や「見聞色の覇気」と呼んでいます(笑)

そろばんで培われる力とは?

社会人になって、とにかく
「そろばんって本当に素晴らしい習い事だなあ」と感じています。
そろばんを通じて培われる力は、
この目まぐるしく変わりゆく世界を渡り歩くための武器になります。

挙げ始めたらキリがありませんが、3つほど…

(1)「珠算(いわゆるプリント練習)」で培われる
「素早く文字を読み取る能力」。
この情報化社会で、自分に必要な情報だけ
を瞬時に取捨選択できるようになります。
お役所で配られる文字だらけの書類もへっちゃらですし、
自分で作れるようにもなっちゃいます。

(2)「読上種目」では
「人の話を一言一句漏らさずに聞き取る能力」が育ちます。
結果的に「一を聞いて十を知る」ことができるようになるので、
理解力の高さに繋がります。
世の中には読み上げをしないそろばん塾もあるようですから、
大変にもったいないと思います。

(3)「間違い直し」は「なぜ間違っていたのかを分析し、
次に修正する能力」に繋がります。
人生は失敗と成功の繰り返しです。
「なぜ、自分の思い通りにいかなかったのだろう?」と
出来事を分析することができれば、間違いなく人生が好転します。
これが反射的にできるようになるので、
一言で言うと「生きやすい」です。
間違い直しはその訓練なのです。

そんなことを考えたりしています。

喜びを分かち合うからこその「日本一」

「日本一」ってそれ自体が嬉しいのではなくて
その喜びを分かち合う誰かがいるから嬉しいんですよね。

だから、本当に大事なのは、「日本一」になることではなく
その目標に向けて、どれだけ一生懸命努力をして、
正直に自分と向き合っていたか、です。
そうすれば、どんな結果であっても、
喜ぶ誰かがいてくれるはずです。

だって日本一を取ったけど、誰にも祝われなかったら、
なんの価値もないと思いませんか?
ここだけの話、大会前に家族を蔑ろにして
仕事ばっかりしていたら喧嘩になって、
日本一を取ったけど何も言ってくれなくて、寂しかったですから(笑)
(注:今は仲直りしています)

プロ野球とかオリンピックとかも
優勝の瞬間の感動をリアルタイムでみんなで分かち合う
から、いいんですよね。

もちろん、努力の結果として日本一が取れたら最高ですが、
ビリだったけど「あの大会で自分の最高桁の7~11桁が入った」
案外そんなことのほうが嬉しい記憶として残っているものです。

ヒーローになれる武器が「そろばん」

かつて「そろばんの本当の良さは二十歳を超えてから分かる」
という言葉を残した選手がいました。
先生としても、選手としても、そう思います。

みんなにとって、そろばんは自信の源泉であり、
ヒーローになれる武器だと思います。
そろばんを極めた人は、大人になった時に、
折れない強い心を持てます。
そんな人を増やすため、
いつか一緒にそろばんの先生をやりましょう。
待っています。

そろばんの先生になろう
出典:https://www.shikaku.soroban.co.jp/

大会当日の成績はこちら!
出典:https://www.ishido-soroban.com/news?id=10169

大野哲弥さん、ありがとうございました!

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