教育・子育て

2022/09/08

「けなして伸びる子なんていない」【そろばんの先生のひとりごと】

シリーズ【そろばんの先生のひとりごと】
そろばんの先生から、保護者へ学習のヒントだけではなく、子育てのヒントを発信

「うちの子、すぐに調子にのるから褒めちゃダメなんです」
「厳しいほうがいいんです」なんて言っているお母さん。
本当にそうですか?
「あなたは、ダメな子ね」「おっちょこちょいね」
「あわてんぼうなんだから」・・・
こんな言葉を言われ続けているうちに、
どんな優秀な子でも「ああ、自分はダメなんだ」と
ダメな自分のイメージが固定化されてしまいます。

恐るべし 潜在意識

潜在意識とは恐ろしいもので、
「自分は○○である」と心が決めつけてしまうと、
それ以外の思考さえ働かなくなってしまいます。
思考が働かなければ当然、行動も伴いません。
自分はあわてんぼうだと思うと、
そのような行動をとってしまうのが脳の不思議なところ。
血液型や星座占いなども似ている要素があって
「あなたはおおらかです」と何度も繰り返し言われているうちに、
そのイメージに自身を近づけようとするので、
小さな失敗に落ち込んでいる自分を
「私はおおらかだからそんなことでクヨクヨしない」と
言い聞かせるようになります。

その言葉が、失敗の経験の積み重ねを作ってしまう・・

「あなたには無理」と言われて
「反骨精神」で苦しい事を乗り越えられるのは、
目的があり、達成するための手段を選択できる、
かつ経験があるからこそできること。
小学生以下の子どもは、それらがまだまだ乏しいため、
歯を食いしばって乗り越える前に挫折してしまったり、
失敗の経験だけが積み重なったりしてしまいます。

けなされて伸びる子なんて・・・・・いない!

けなされて伸びる子なんていません。
けなされて嬉しい子もいません。
日頃のお子さんへの言葉がけは、前向きな言葉になっているでしょうか?

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