そろばん学習

2022/09/08

主体性を育てる【先生のひとりごと】

シリーズ【そろばんの先生のひとりごと】
そろばんの先生から、保護者へ
学習のヒントだけではなく、子育てのヒントを発信

これからの幼児教育で必要な〇〇〇

先の見えづらい近年、
幼児教育界では「主体性」というキーワードが再注目されています。
主体性とは一言で言うと、出来事を自分ごととして捉えられるかどうかです。

主体性がない人=なんでも人のせいにする

例えば、そろばん教室に行きたくないと言い出した時、
その理由が「イジワルな子がいるから」と言ったらどうしますか?
子どもはまだ自分の力だけでは問題を解決できませんから、
親が助け舟を出す事が多くなると思います。
「別のクラスにして下さい」
「先生から注意して見張って下さい」など、
親が先生へ要望出し対策を講じるだけでは主体性は育ちません。
イジワルな子を排除しても、
先生が怖いとか、問題が難しいとか、嫌な事は次々と出てきます。
主体性が育たないまま大人になると上手くいかない出来事自分の責任ではなく、
無意識に人のせいにしてしまいます。
「勉強する時間がないのは友達が遊びに来るから」
「学校が楽しくないのは、嫌な人がいるから」
「仕事が上手く行かなかったのは上司の教え方が悪いから」
こんな事を言っている人は成功出来ると思いますか?
そして、幸せそうでしょうか?

全ての出来事は自分事

主体性を育てるためには、
「どうやったら上手く行くか」
「変えられるものはあるか?」
「他の方法は何だろう」
と自分を軸にした思考が必要です。
もちろん、子どもだけでは出来ない事も多くあるからこそ、
大人がどう手助けするかによって、主体性を伸ばす事も、
依存を助長する事もあります。
子どもの年齢と適応能力合わせて、できることを一緒に考えてあげることが大切です。

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