「ああ、物覚えがもっとよかったらいいのに!」と思うことが誰しもあると思います。学生時代から暗記ものは苦手だったから、ともはや諦めている人もいるかもしれません。記憶力を上げることは本当に難しいのでしょうか。記憶力がいい人の共通点などもふまえて考えてみたいと思います。

記憶力を上げる方法

◎記憶=海馬と側頭葉がカギ
記憶には短気記憶と長期記憶の2種類があります。短期記憶とは一時的に覚えておくことで、長期記憶とは長期間にわたって忘れず覚えておくことです。短期記憶を司っているのは海馬で、長期記憶を司っているのは側頭葉です。頭に入ってきたことはいったん海馬に保存され、そこで要・不要の判断をしたあと、必要だと判断されたものだけが側頭葉に保存されます。

◎記憶力は衰えない
年を取ると物覚えが悪くなると言われますが、これはある意味本当で、ある意味噓です。確かに加齢によって脳細胞は減少していきますが、脳全体から見ればごく一部にすぎません。むしろ重要なのは細胞間をつなぐニューロン(神経細胞)の働きです。

記憶したり考えたりするときにはニューロンからインパルス(電気信号)が流れシナプスを経て各細胞に情報が伝わります。このニューロンの数は、生まれたときをピークとして加齢とともに減っていくものというのが長年の定説でした。しかし、近年の研究により後天的に増えることが判明しています。つまり、ニューロンを増やしシナプスを増やすことで脳はどんどん活性化できることになります。

◎記憶力をアップする方法
ニューロンやシナプスの数を増やすには、次のような方法があります。

・ものを覚える
記憶力をアップするのに「ものを覚える」というのはトートロジーとも思えますが、シナプスは暗記などをして頭を使えば使うほど発達します。

・繰り返しインプットする
海馬が情報を選別する基準はただ一つ「繰り返し入ってくる情報かどうか」です。覚えたいことは何度も繰り返すという勉強法は、脳科学的に見ても正しいやり方です。

・有酸素運動をする
最近のハーバード大学の研究で、有酸素運動によって生じるBDNFという物質がニューロンの生成を促進することが判明しました。

・ストレスを溜めない
ニューロンの生成はストレスで抑制されてしまいます。

記憶力がいい人の共通点

◎覚えるべきことを選別している
長期記憶にするには何度も繰り返しインプットすることが必要ですが、そのためには覚えるべきことを選り分けなければなりません。記憶力がいい人は、覚えることと覚えなくてもいいことの区別を自然とつけています。

◎リラックスする方法を知っている
脳が最大限の力を発揮するには、緊張状態ではなくリラックスした状態にあることが必要です。記憶力がいい人は、緊張を解いてリラックスする自分なりの方法を持っています。

◎集中力がある
記憶力がいい人は、限定された情報を集中して覚えていきます。

そろばんと記憶力との関係

◎書かれた数字を覚えて計算するから、記憶力アップ!
そろばんの見取り算では、問題用紙の数字を瞬時に覚えてそろばん上で計算をしていかなくてはなりません。級が上がるごとに桁数も大きくなっていきますから、覚える量も増えていきます。数字を覚えてそろばん上に移すという反復作業を行うので、ものを覚える訓練をたえずしていることになります。また、暗算が記憶力を鍛えることはいうまでもありません。

◎集中力を持って取り組むから、記憶力アップ!
そろばんでも暗算でも、制限時間内に問題を解くことが求められます。限られた時間で問題を解くためにはいやでも集中力を高めなければなりません。そろばんを習うことで集中力も自然とつくことになります。

まとめ

記憶力は生まれつきの善し悪しというよりも訓練によるところが大きいものです。適切な刺激を脳に与えれば記憶力をアップすることができます。そろばんなどを上手に取り入れて、記憶力向上を図ってみてはいかがでしょうか。

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やまちゃん

教育ライターのやまちゃんです。
教育関連全般や自己啓発関連の記事を書いています。よろしくお願い致します。

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