教育・子育て

2022/09/06

仕事や学校で活かせる「ひらめき力」の鍛え方

「あ、そうだ!」「こうすればできる!」同じことが起こっても、解決策がひらめく人とひらめかない人がいます。この違いは一体どこから来るのでしょうか。ひらめき力のメリットと、鍛えるにはどうしたらいいのかをご紹介します。

ひらめき力は、いわゆる勘とは異なります。ひらめき力は一つのことを粘り強くやり続け、数々の思考の蓄積をもとに生じる一瞬のアイデア。大科学者・エジソンのように、99種類のアイデアを考えだして実行し、失敗してもなお100回目のアイデアを思いついて成功する、そんな力がひらめき力です。

粘り強い思考と経験値にもとづく高度に創造的な脳の活動が「ひらめき力」。人が持つ能力を最大現に発揮した状態がひらめきであるといえるでしょう。

「ひらめき力」があるとこんないいことが!

◎面白いアイデアが湧き出る
ビジネスの現場でよくある、デッドロック(行き詰まり)状態。もうアイデアも出尽くした…と思ったときに、誰かのひらめきで状況打開できることがあります。そんなとき「こうしてみたらいいんじゃないか」と次々にアイデアを出せる人が周りにいませんか?難しい局面になればなるほどアイデアが湧き出るようなクリエイティブな人になれます。

◎活性化した脳で能力を最大限に発揮できる
ひらめきが起こるとき、脳はリラックスしていると言われています。脳は緊張状態にあるときよりもリラックスしているときの方がパフォーマンスがよいもの。ひらめき力を持つ人は脳が活動しやすい状態を作り出すことができるので、何事にも成果を上げやすくなります。

◎ここ一番!というときに集中力を発揮できる
ひらめき力は集中力の賜物でもあります。集中して何かに一生懸命取り組んでいるときに生じるアイデアがひらめきです。ひらめき力がある人は、日頃から集中力が磨かれている人。そんな人はここでがんばらなきゃ!というときに、素晴らしい集中力を発揮して自分が望む結果を出すことができます。

「ひらめき力」は鍛えられる

◎興味のあることにアンテナを張っておく
たとえば記者は記事のネタを探して日々アンテナを張っています。すると、何かを見たり聞いたりしたときに「あ、これは使える!」とひらめくのです。 人は目の前にあるものを全て見ているわけではなく、自分が興味のあることだけを見ているという認知心理学の研究がありますが、常に何かを意識していると、世の中の事象からヒントを得てひらめきやすくなります。

◎集中力を高める
ひらめき力は脳が何かに集中しているときに生じます。余分なことに雑念を持たず、目の前のことに集中することでひらめき力は出やすくなります。短時間でいいので毎日何かに集中する時間を持つと、ひらめき力を磨くことができます。

◎わくわくする心を磨く
大人になるととかく感動が少なくなりがちですが、ワクワク心が踊る経験は、脳を活性化させます。自分が大好きで楽しめる趣味を持つと、脳がひらめきやすくなります。

◎そろばんとひらめき力
ひらめき力を鍛えるには、実はそろばんもとても役に立ちます。その理由は主に次の3点です。

・直感力に関係する右脳を使う
・右脳を使うので、ひらめきにも必要なα波が出る
・目の前の課題に取り組むことで、集中力を養える
・できた!という小さな経験を積むことで、ワクワクと何かに取り組む心が養われる
・珠算検定や競技大会に参加することで、諦めずに何かに取り組む力を身につけられる

そろばんという習い事を通じて、大人になってからも一生役に立つひらめき力が身に付きます。

まとめ

ひらめき力は誰でも持っていて、必要な刺激があれば後からその力を伸ばすことができます。子どもの持つ大きな可能性の一つをしっかり伸ばしてあげたいものですね。

TOPページに戻る ≫