そろばん学習

2022/09/05

そろばんを学ぶ時のコツはある?

お子さんがそろばんを学ぶ時、壁にぶつかってなかなか前に進めなくなってしまうことがあります。では、そろばんを学ぶ時にうまく上達できるコツはあるのでしょうか?

初心者がそろばんを上達するためのコツとは?

まず、お子さんが初めてそろばんを学ぶ場合のコツを紹介します。例えば、小学校3、4年生くらいの場合だと、一通りたし算、ひき算、掛け算、割り算が理解できる年齢です。うまくそろばんが使えないお子さんの場合、はじめは頭で計算した答えをそのままそろばんに置くことから始める子もいるようです。

そろばん教室によってですが、「はじめは、ゆっくり、丁寧にそろばんの指使いを覚えてください」と指導されます。どんな簡単な計算でも、初めはそろばんの上に珠を置いてそれで答えを出すことに集中することが大切です。はじめのうちにしっかりと指の使い方、珠の置き方といったことを自然にできるまで何度も何度も練習することが大切です。

はじめは、そろばんではじいた答えが違っていても大丈夫です。なりよりも、指使いをしっかりと理解することから始まり、諦めずに挑戦し、自分を信じて壁を乗り越えていくことこそが、初心者がそろばんを上達するためのコツと言えるでしょう。

伸び悩んでいる人がそろばんを上達するためのコツとは?

ある程度そろばん学習が進んだお子さんになると、壁にぶつかり伸び悩んでしまう時期がでてきます。時期などについては個人差がありますが、上位級に進むにつれて問題を解く際に、制限時間に間に合わなくなってしまうといったことがあるようです。
伸び悩んでいる人の悩み事で多いものとしては…
・見取り暗算が苦手
・見取り算の時間が間に合わない
・見取り算の正解率が悪い
・全体的に時間が足りなくなる
などといったものがあります。
では、これらの悩みに対する上達のコツを説明していきましょう!

☆見取り暗算が苦手な人向けの上達のコツについて
・暗算はスピードが重要です
はじめはゆっくり間違えないようにではなく
間違えても構わないので、スピーディにやりましょう
・途中の答えを、声に出すと 頭の中にできたそろばんのイメージが残りやすいので、声を出して練習することもオススメです
・読上暗算を練習に取り入れると、そろばんの珠をイメージすることに
集中できるので、お子さんに問題を読んであげるのもオススメです。

見取り暗算については、頭の中でそろばんをイメージして机の上で指を動かして計算していきますが、なかなか初めは頭の中にそろばんがイメージできないので、焦らずに少しづつ出来るように練習しましょう。

☆全体的に時間が足りない、間違いが多い人向けの上達のコツについて
・基本的には問題集を繰り返し練習する
・時間を計って制限時間以内で計算できるように繰り返す。
・上位級の見取り算の数字をそろばんに置く時は3つくらいづつ覚えて区切って置いていく
・改めて指の正確な置き方の練習もする
などがあります。

また、正確な指の動きを習得できる練習として簡単にできるものがあるのでお試し下さい。
*1から順番に100まで足していきます。全部足し終わったら逆に1から順番に引いていきます。
1~10まで足すと55
1~20まで足すと210
そして100までですと5050となります。
単純なものですが、この方法で練習されている方も多く、特別なテキストも必要ないので手軽に練習できます。終わるまでのタイムを計るとスピードアップと正確な指の動きの練習になります。

誰もがぶつかる「スランプ」について

誰でも、どこかで「前に進めない、これ以上無理かも。」と思うスランプの時期があります。
では、スランプを乗り越えるにはどうすれば良いのでしょうか?スランプを乗り越えるには、自分はどういった所が苦手なのか、良く間違える所はどこかを冷静に見つけて、その苦手な所を繰り返し少しづつ練習することが重要になります。

上達のスピードには個人差があります。同じ所を繰り返し練習することで、珠の置き方のスピードアップや正確さが身についてきます。後から入ってきた人に追い越されて焦るといったことがありますが、こういう時期でもそろばんを諦めずに続けることで上位級の取得や一生消えることのない「やれば、できる。」という自信につながってくるのです。

そして、スランプを脱したら自分を、またはお子さんをしっかりとほめて下さい。前向きな言葉でほめられると、子どもたちは自分の頑張りを確かな喜びとして実感します。

そろばんを学ぶ時のコツのまとめ

そろばんを上達させるためのコツとして大切なことは、他の人と比較せずに、自分のペースを守ることにあります。特に重要なポイントとしては、
・出来たらしっかりほめてあげること
・あきらめずに練習して自信をつけること
・まずは、正確に指の動きを覚えて、スピードをつける
といった事になります。
お子さんの年齢にもよりますが、まずは興味を持って楽しみ、多くの成功体験を実感させて、自分から取り組む姿勢を身につけることがそろばんを学ぶ時のコツと言えるでしょう。

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