シリーズ【そろばんの先生のひとりごと】
そろばんの先生から、保護者へ
学習のヒントだけではなく、子育てのヒントを発信
子どもの「やってみたい」に大人がしなくてはいけないことは?
子どもは常に様々なことに興味を持ち「やってみたい」という気持ちで溢れています。
大人から見ると「無理」と思うことも多くありますが、
その気持ちを尊重することが大切です。
大人のその優しさが、子どものチャンスを奪う
教室に飾られたトロフィーを見て、
「そろばんの大会に出てみたい」ということもあるでしょう。
検定の賞状をもらっているお友達を見て
「試験に挑戦したい」ということもあるでしょう。
大人は挑戦の結果が必ずしも成功だけではないことを知っているので、
失敗して悔しい思いをさせたくないと静止してしまうことがありますが、
その優しさが子どもの意欲を奪ってしまいます。
「やってみたい」という気持ちが現れた時には、
どうやってサポートすればよいのかを
考えるのが大人の役目だと思います。
「やってみたい」に言うべき言葉は「○○○」
子どもが「やってみたい」という事は
大人にとっては無駄に感じることも多いと思います。
教室では「そろばん妖怪カード」集めに夢中になっている子も大勢います。
いつかは飽きてしまうでしょうし、
無駄と思えるようなことでもワクワクする気持ちや、
達成感などを学んでいます。
「やってみたい」という気持ちが現れた時には
「無理じゃない」という言葉ではなく、
まずは「いいね」の一言が子どもの意欲を育てます。