教育・子育て

2022/09/08

その症状、更年期障害かも?更年期障害の症状と対処法について

年齢を重ねてくると気になるのが、更年期障害。身近な病気ですが、知っているようで実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。誰しもが一度は通る道ですから、どんなものなのか学んでおきましょう。

更年期障害とは、閉経前後に表れる肉体的・精神的な不調のことで主に女性に生じますが、一部男性にも見られます。
更年期障害の主な原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が卵巣機能の衰えとともに減少することにあります。脳がこれまでと同じように卵巣に分泌を促しても、卵巣の働きが加齢で弱まると思うように分泌できなくなります。

そこで、脳が混乱を起こして、さまざまな不調を引き起こすとされています。更年期は卵巣機能が徐々に衰え、閉経するまでの過渡期に起こる一種の自律神経失調症です。
更年期に入るのは一般に閉経前後、45~55歳くらいの間と言われています。

ただし、この時期は人によってかなり個人差があり、一概に何歳頃に始まるということは言えません。最近では、30代で更年期が始まる「若年性更年期障害」も報告されています。更年期に入ったかどうかを判断するには「更年期障害」と呼ばれるさまざまな症状があるかどうかで決まります。

やっかいなのは、どんな症状がどのくらい出るか誰にも予測がつかないということです。母娘でも全く異なる症状が出るといわれています。更年期に気がつかないくらい症状がとても軽い人がいれば、外出が困難なくらい症状が重い人もいて、自分がどのタイプなのかは更年期になってみないと分からないというのが実情です。

更年期障害ではこんな症状が出る

更年期障害には、いくつか特徴的な症状があります。セルフチェックしてみましょう。

◎ホットフラッシュ(ほてる、のぼせる)
急に上半身がカッと熱く感じられ、のぼせるような症状が起きます。ホルモンバランスが乱れて、体温調節機能がうまく働かないことが原因です。時間や場所を選ばず、発作的に起きます。

◎スウェッティング(急に大量の汗をかく)
のぼせやほてりと時期を同じくして、ドバッと大量の汗が湧き出てきます。通常の発汗と異なるのは、運動したり気温や室温が高かったりといった外的要因が何もないのに汗をたくさんかくという点です。

◎その他の症状
上記2つを代表的な症状として、その他にも多くの体調不良、精神不安定の症状が表れます。
・よく眠れない
・イライラする
・頻脈、息苦しさ
・めまい、頭痛
・疲れやすい、だるい

うまく対処する方法3つ

更年期は閉経すれば起こらなくなりますから、それまでの辛抱です。しかし、症状が重かったり、長期間にわたると大変つらく、日常生活に支障をきたすことも。どんな対処をすればよいのでしょうか。

◎ストレスをためず、無理をしない
更年期は女性の体が大きく変わるときです。体の不調は無理をするなというサイン。これまでの生活を少し変えなければならないときが来たということです。ゆっくり休んで体をいたわりましょう。
ホルモンバランスはストレスとも大きな関係があります。更年期になる頃は、ちょうど子どもの成人や結婚、夫の定年や親の介護など生活環境が変わる時期でもあります。
何か自分なりにストレスを解消できる方法を考えておくのもよいでしょう。リラックス効果のあるアロマやハーブを活用している人もいます。

◎婦人科を受診する
更年期障害は婦人科で治療が受けられます。具体的には、ホルモン補充療法、漢方療法などがあります。ホットフラッシュなど代表的な症状にはよい薬や治療法がありますから、つらいときは我慢しないで受診することをおすすめします。

◎受け止めて、うまくやり過ごす
更年期は一時的なもので、いつかは終わります。つらい症状のさなかにいるときは、この状態が永遠に続いたらどうしようと心配になるかもしれません。でも、症状が解決する日は必ずくるので安心しましょう。急に症状が出るので外出が不安なら、冷やすものや拭くもの、着るものを予め用意しておくと安心です。
また、趣味などに没頭していると症状が軽減されるケースもあります。更年期を必要以上に怖がらず、症状に過敏になりすぎないのが乗り切るコツといえるかもしれません。

まとめ

更年期障害は憂鬱なものですが、誰もが一度は通る道。つらい時期ですが、永遠に続くものでは
ありません。いろいろな工夫をして、うまく乗り切りたいものですね。

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